盛大に新年賀詞交歓会を開催
徹底したコロナ対策講じて新年スタート
組合の新年賀詞交歓会は2022年1月7日、組合員・賛助会員と来賓ら386名が参集し、大阪市中央区のスイスホテル南海大阪で開催した。
今回の賀詞交歓会では、受付時の検温、マスク着用の徹底のほか食事の提供を行わず、出席会社の参加人数に制限を設けるなど大阪府のガイドラインに準拠した新型コロナウイルス感染防止対策のもと行われた。
はじめに岡﨑信一理事長は「新型コロナウイルス感染症の流行は社会生活だけでなくわれわれの価値観も大きく変えた。昨年は組合事業も賀詞交歓会やゴルフコンペ、スイーツ&ビアパーティを残念ながら中止せざるを得ない状況となったが、昨年8月末からワクチン職域接種を実施し、組合員・賛助会員ほか関係団体の多くの皆様に無償で接種いただけたのは欣快の至りである。ご協力いただいた社会医療法人きつこう会、カクダイ様、プロジェクトチームの皆様に感謝している」と日頃の事業運営とワクチン職域接種に対し謝辞を述べた。
さらに岡﨑理事長は「大阪組合の最重要事業と位置付けている『第20回管工機材・設備総合展』も当初9月開催を予定していたが、感染状況を考慮し開催まで3週間を切ったタイミングで12月開催に延期となった。出品メーカーの皆様にもご対応いただき盛況のうちに終えることができた。そのほか、経営者セミナーをハイブリッド形式で開催したのを皮切りにパソコン講習会や商品知識研修会、ボウリング大会など人材育成・福利厚生事業についても感染症対策に工夫を凝らし実施することができた。われわれを取り巻く環境は、原材料やエネルギーコストの上昇に伴う値上げラッシュ、トイレ、給湯器、ポンプをはじめとした設備機器全般の納期遅延など課題が山積しており、今こそ工・製・販の協調していかなければならない。こういう時だからこそ”つながり”を大切にして、一社ではできないことを協働して課題に取り組んでいくという組合本来の使命を全うしていきたい」と新年の決意を述べた。
経済産業省近畿経済産業局産業部長の坂野聡氏の来賓挨拶に続き、賛助会員を代表しKVK社長の末松正幸氏が乾杯の発声を行い開宴。互いの距離を保ちながら和やかに賀詞が交わされた。
また、会場内に設けられた大型スクリーンに、昨年12月にインテックス大阪で開催された総合展の模様を撮影編集した管工機材業界を紹介する動画も上映され、総合展実行委員長の木澤利光副理事長が「初めて実行委員長の大役を仰せつかったが、開催延期、会場変更だけでなく年末開催による寒さ対策など展示会自体が初物づくしで戸惑うばかりだった。出品メーカーの皆様の協力に助けられ、来場者も1万405名を記録した。多くの方とリアルに会うことができ良かったという意見もいただき、開催して本当に良かったと思いホッとしている」と盛況だった総合展に対して感謝の言葉を述べた。席上、展示会開催中の出品者セミナー受講者上位3社(コンサス・オーケー器材・アカギ)と来場者アンケートで「最も興味を持った小間ブース」の上位5社(カクダイ・キッツ・アカギ・ベン・TOTO)に木澤実行委員長から記念品が贈呈された。
続いて”中締め名人”と紹介を受け元理事長の安藤康雄理事が壇上に上がり「私も第9・10・11回と3度総合展の実行委員長をさせてもらったが、今回ほど変化の多い展示会もなく、木澤実行委員長の苦労も大変だったとお察しする。木澤実行委員長だけでなく実行委員、青年部メンバー全員の”できる”という熱い思いが成功につながった。大阪締めには約束事という意味合いもある。来年の第21回総合展もご出品いただきたい」と呼びかけ、全員で力強く大阪締めを行いコロナに打ち克つべくさらなる発展を祈念した。
ワクチン職域接種を実施
協力医療機関に感謝状を贈呈
当組合は2021年8月末から10月上旬にかけ組合員・賛助会員とその家族を対象に新型コロナウイルスワクチンの職域接種を実施した。
新型コロナウイルスのワクチン接種が全国規模で進む中、大阪組合でもコロナ禍の組合員・賛助会員及び関係者の健康維持と健全な事業活動を最優先に考え、早急に職域接種の申請準備を進めていたが、ワクチン不足に伴う厚労省の手続き遅延や政府の指針により当初の計画より延期を余儀なくされていた。
組合員企業のカクダイ(大阪市西区)本社ビル3階の食堂兼ミーティングルームをお借りし特設接種会場を設け、外部医療機関の社会医療法人きつこう会の協力のもと組合員と賛助会員企業のほか、親睦団体である大阪ポンプ卸商組合加入企業、12月に開催を予定している「第20回管工機材・設備総合展」の出展企業など計154社の社員とその家族ら1020名が、8月30日から9月6日に第1回目のワクチンを接種した。(第2回は9月27日から10月4日の日程で実施)
会場内は、スムーズに安心して接種できるよう受付・予診・接種・待機スペースが十分に確保され、接種希望者は予約した日時に接種券と予診票、本人確認書類を持参し、入り口で検温と消毒を済ませて決められた動線に従い接種を行った。
また、当組合の岡﨑信一理事長と粟井寛儀副理事長、妻鳥光伸事務局長3名が京セラドーム大阪近くにある社会医療法人きつこう会(理事長多根一之氏)法人本部を訪れ、新型コロナワクチンの職域接種へのスタッフ派遣と安全な接種業務協力の謝意として多根理事長に感謝状を贈呈した。
岡﨑理事長は「国からのワクチン供給が滞るなど当初の計画を延期せざるを得ない大変な状況の中、円滑に接種業務を遂行いただき感謝している。当組合主催の総合展も開催が12月に延期となったが、安心・安全な展示会を実現し無事に終えることができた。われわれの業界が取り扱う商材もコロナ禍でガス給湯器や温水洗浄便座などで品薄が発生し先行き不透明な状況が続いている。一日も早い収束を願うばかりだが、今後も引き続き地域に根差した医療をお願いしたい」と感謝の思いを伝えた。
パソコン講習会を開催
今年度も10月から11月にかけて大阪卸商連合会と合同でパソコン講習会を開催した。
この講習会は、日常業務に活用できるエクセルを用いたデータ管理など実務レベルのスキルアップ向上を目的に、組合員企業の社員教育の一環として毎年実施されており、今年度はコロナ対策として会場を大阪・難波駅近くのKEGキャリアアカデミーなんば校に移して開催した。
例年好評を得ており、今年度も応募多数により、当初の予定から講座数を増設し、エクセルの基本操作、グラフ作成などを学習する「エクセル基礎コース」をはじめ、関数機能の習得、ピポットテーブルの活用などを学ぶ「エクセル仕事活用コース」、エクセルとリンクした機能や高度な活用法を学ぶ「ワード仕事活用コース」が開講され、11月25日までそれぞれ2日間(各回3時間)、計7講座を開催した。
2021年10月18日に行われた「エクセル基礎コース」には12名が参加し、関数の利用やデータベーステーブル機能、表の書式設定など実務に活用できるエクセルの基本操作を学習した。
第1・2回商品知識研修会開催
ポンプ/バルブ/化成品/継手を学ぶ
組合員企業の若手社員らを対象に行っている商品知識研修会を大阪市西区の大阪トヨペットビル9階大ホールで開催した。教育事業の一環として、管材業界で取り扱う商品の基礎知識や日常業務を行ううえで必要となる業界用語などの知識習得を目的に、入社1、2年の若手社員・女子社員を対象にした商品知識研修会を平成19年度から毎年実施しているが、昨年度より一部内容のレベルアップを図り中堅社員も対象として行っている。
今年度は、入室前の検温や会場収容人数を通常の50%に制限するなど新型コロナウイルス対策を行い開催した。
今年度第1回目となる2021年11月4日は、78名が参加。研修に先立ち岡﨑信一理事長は「管工機材は、パイプやバルブの配管資材からポンプなどの設備機器まで幅広く、それぞれの会社が扱うメイン商材は異なるかもしれないが、それぞれが社会基盤を支える重要な役割を果たしている。理解を深めることが、お客様への提案営業に生かされるのでしっかり学習して仕事に役立ててほしい」と挨拶した。
ポンプとバルブをテーマに取り上げ、日立産機システム関西支社サービス・エンジニアリング部施設グループ技師の田中盛一郎氏が「汎用ポンプの基礎知識とトラブルシューティング」、キッツCS統括センターカスタマーサポート部カスタマーサポート第二グループの新田紗氏と同グループ長の西舘秀樹氏が「バルブのトラブル事例とその対策」と題して研修を行った。
ポンプについては、ポンプの基礎的な揚水原理と主な種類、性能低下や部品破損時の予防と対策方法について学習した。
バルブについては、シート漏れや異常昇圧など発生しやすい不具合現象についてサンプルを用いながら説明し、配管施工時の注意点などについて学習した。
2021年12月8日に開催した第2回研修会には77名が参加。はじめに事業教育委員長でもある瀬戸邦明理事が「先週末、インテックス大阪で大阪管材展を開催したが、会場各所で小間ブースを熱心に見学する来場者の姿も見られ、好評のうちに終えることができた。今回の研修でもしっかり学んで明日からの営業活動に生かしてほしい」と挨拶。
化成品と継手をテーマに取り上げ、前澤化成工業営業本部関西支店大阪営業所営業担当課長の塩谷清人氏が「塩ビ製マスの基礎知識と塩ビ製品のクレーム事例」、シーケー金属配管機器営業本部大阪支店係長の石井崇紘氏が「管継手とは~プレシールコア継手の特長」と題して研修を行った。
化成品については、塩ビ製マスの製品構成と選定・施工方法、ウォーターハンマーや接着不良による漏水などのトラブル事例を紹介した。
継手については、ねじ込み式管継手の主な種類とその構造、給水配管用管端防食継手「プレシールコア継手」の施工方法などについて学習した。
青年部
秋の研修会でゴルフレッスン
PSTO青年部は2021年11月16日、大阪市大正区にある阪神ゴルフセンター大正店でメンバーら16名が参加し秋の研修会を開催した。
青年部では、新型コロナウイルス感染拡大の影響により例年実施している各種研修事業を中止せざるを得ない状況の中、感染対策を行い実施できる企画はないかとアイデアを出し合い事業を進めており、一昨年11月には能の鑑賞会、昨年7月には上方の古典芸能である文楽の鑑賞会などを開催している。
今回の研修会では、はじめに瀬戸会長が「青年部では”学び”をテーマに掲げ、研修事業を運営しているが、今回は体を動かしコロナに負けない体力をつけようと思い企画した。今日のレッスンでスコアアップし次回の管機会(大阪組合の親睦ゴルフ会)コンペでは上位を狙おう」と挨拶し、青年部初代会長でもある岡﨑信一理事長のドライバーショット披露で研修がスタートした。 動きやすいスポーツウェアに着替えた参加メンバーらは、レッスンプロの井上忠久氏と波田はるか氏2名からマンツーマンのレッスンを受けスイングの修正点や改善点について指導を受け心地良い汗を流しながら上達を目指した。
第20回管工機材・設備総合展開催
1万405人の来場者で賑わう
最先端の技術と製品アピール
当組合が主催する関西地区管材業界の一大イベント「第20回管工機材・設備総合展OSAKA2021」が2021年12月2~4日の3日間、大阪・南港のインテックス大阪4・5号館で開催された。新型コロナウイルス感染拡大を考慮し当初予定していた9月開催が延期となり、集客への影響も懸念されたが、北海道や九州地方など遠方からも情報収集に訪れ3日間で計1万405人の来場者で賑わった。
今回は、メインテーマに「新時代の流体テクノロジー」、サブテーマに「打ちましょ関西、もうひとつせ管材、祝うて三度20回」を掲げ、会場も来場者と出品者の安全・安心を最優先に万全の感染症対策を実施して4・5号館の2館を使用し158社・団体が308小間の規模で最新技術と製品を出展した。
出展された各ブースでは、カーボンニュートラル社会の実現に向けた取り組みや環境負荷軽減に貢献する環境関連機器をはじめ、昨今、頻発するゲリラ豪雨や洪水などの土砂災害の復旧に貢献する設備機器が幅広く紹介され、社会インフラの構築と環境改善・快適環境の実現に大きな役割を果たす管材・設備機器が品種別に見学しやすくゾーン展示され来場者に広くアピールされた。
また、2・3の2日間、同館2階国際会議ホールでは一般社団法人日本能率協会との連携による設備保全の展望や空調設備のクラスター対策、ニューノーマルに対応するワークスタイルの提案などをテーマにした「管工機材ユーザー向け講演会」も催され、多くの来場者が聴講した。
一般財団法人大阪労働協会とコラボした大学生対象の「業界研究イベント」も実施され、新たな販路開拓、需要の掘り起こしだけでなく、次代を担う若い世代に管工機材業界の魅力をリアルに発信する熱気にあふれた展示会となった。
ボウリング大会開催
2021年11月17日、大阪市中央区の心斎橋サンボウルで恒例の親睦ボウリング大会を開催した。
福利厚生事業の一環として毎年開催されているもので、今回は20社75名が参加した。60歳以上の男性には1ゲーム15ピン、女性参加者には1ゲーム20ピンのハンデが与えられ、2ゲームのトータルピンで豪華賞品めざして腕を競い合った。また、1レーン最大2名でのプレイとし、2レーンごとに飛沫感染防止シートを設置するなど新型コロナ感染症対策を施し、3フロアに分かれてプレイを楽しんだ。
ゲーム終了後には館内放送を利用した形でフロアごとに表彰式が行われ、福利厚生委員長の古田克弥理事から順位が発表されるたびに拍手に包まれ親睦を深めあった。
管機会第152回ゴルフコンペ
組合の親睦ゴルフ会である「管機会」の第152回ゴルフコンペが2021年12月8日、兵庫県宝塚市の宝塚ゴルフ倶楽部新コースで組合員21名、賛助会員13名の計34名が参加し開催された。
90年以上の歴史ある名門の自然を活かした雄大な丘陵コースを舞台に親睦を深め合いながら日頃の腕前を競い合った。
自動車運転者交通安全講習会をWEB開催
2022年2月16日より動画共有サイトYouTubeを用いて自動車運転者交通安全講習会を開催した。
この講習会は、組合員の交通安全意識の高揚を図ることを目的に毎年行われているもので、今回はコロナウイルス感染症の拡大防止の観点から大阪市西区にある同組合会館で収録を行い、YouTube上の同組合専用チャンネルで期間(2月16日~28日)を限定し動画配信を行い組合員企業の従業員ら150名超が視聴した。
講習会に先立ち岡﨑理事長が「昨年はコロナ禍で開催できなかったが、大阪府西警察署のご協力によりWEB開催という形で実施することができた。今後も新たな方法を模索して事業を運営していきたい。WEBのメリットを生かし遠隔地の営業所の方々もご覧いただける。今回の講習で、交通ルールの順守を再認識し、思いやりの気持ちを持って安全運転に努めてほしい」と挨拶した。
講習では、大阪府西警察署交通課交通総務係の奥薗綾警部補が講師となり、大阪府下の交通事故の発生状況や近隣区内でよく発生している高齢者や二輪車が関連する交差点での交通事故事例が紹介され、運転時の注意事項について説明が行われた。 また、信号機のない横断歩道での自動車の一時停止率を向上させ、歩行者の安全確保を図る「横断歩道ハンドサイン運動」と名付けた取り組みなどが紹介され、交通ルールの遵守と思いやりのある運転の重要性を呼びかけた。
納期遅延・商品価格の高騰に係る
官公庁への陳情結果のご報告
一昨年から続く新型コロナウイルスの感染拡大は海外生産品や各種部品類の調達遅れ、素材価格の急激な上昇を招き、住設系をはじめ各分野で見通しが立たない困難な状況に直面しております。
当組合でも、業界内外の混乱を解消できるよう2022年1月より国土交通省近畿地方整備局と経済産業省生活産業室を通じて行政に対し働きかけを行ってまいりました。
この結果、私共ほか関連する他業界にも望ましい国交省の施策が明らかになるとともに「新型コロナウイルス感染症拡大に伴う資機材の調達困難による工期遅延・費用増は標準請負約款における『不可抗力』に該当し、元下間の協議対象である」との見解を得て、国土交通省近畿地方整備局の公式Twitterに同内容の投稿実施、同省のHP上に連絡文書を即日掲載されるなど今後の対応についても調査し検討していくとの返答をいただき、ささやかながら前進が見られましたのでご報告させていただきます。
今回の陳情結果についての書面を組合員・賛助・特別会員様宛に別途お送りさせていただいております。国土交通省の「連絡文書」を同封しておりますのでご一読いただき取引先・関係各所に配布いただきますようお願いいたします。
当組合として会員の皆様へのご案内とともに製・工の関連団体への文書送付、SNS等での情報発信を通じて周知を図ってまいりますので今後ともご支援を賜りますようよろしくお願いいたします。
******* 会員だより*******
㈱ナニワ製作所社長に馬場英生氏
㈱ナニワ製作所(組合員)の社長に馬場英生氏が就任しました。馬場靖前社長は会長に就任。
フタバ水栓㈱社長に小田大輔氏
フタバ水栓㈱(組合員)の社長に小田大輔氏が就任しました。吉田泰三前社長は相談役に就任
㈱兼商店が㈱兼CORPORATIONに社名変更
㈱兼商店(組合員)1月21日より社名を㈱兼CORPORATIONに変更しました。
㈱鶴見製作所近畿支店長に森光洋氏
㈱鶴見製作所近畿支店(賛助会員)の支店長に森光洋氏が就任しました。
*******お知らせ*******
◇ 労務管理の実務講座
「ハラスメント防止のための対策と育児休業法改正について」をテーマにした労務管理実務対策講座を3月18日(金)午後2時30分より組合会館で開催いたします。
◇ 人材育成と採用に関するセミナー
(一財)大阪労働協会にご協力いただき「部下のモチベーションを向上させるコミュニケーション術」や「副業人材活用方法」をテーマにした人材育成と採用に関するセミナーを3月25日
(金)午後2時より大阪市西区の大阪トヨペットビル9階大ホールで開催いたします。
参加方法は、会場でのリアル参加、上記時間帯のWEB参加(1社2名まで)のほかYouTubeによる後日視聴(申込者限定)となっております。
◇ 第73回通常総会
5月30日(月)に大阪・心斎橋のホテル日航大阪で開催します。(詳細は追ってご連絡いたします)
※上記諸行事につきましては、新型コロナウイルスの感染拡大の状況によって開催日、会場、開催方法等を変更する場合がございますので予めご了承ください。