新年賀詞交歓会に500名参集
 創立80周年の門出を祝う

   組合の新年賀詞交歓会は2018年1月11日、大阪・心斎橋のホテル日航大阪で組合員・賛助会員ら498名が参集し盛大に開催した。年頭の挨拶を述べる久門理事長  
   はじめに久門龍明理事長は昨年の組合事業を振り返り、「9月の第18回管工機材・設備総合展では過去最大規模の出展を賜り、皆様のおかげで1万5000名を超える来場者を記録し、大きな成果をあげることができた。日本能率協会の協力によるユーザー向け講演会や大阪労働協会と連携したインターンシップをはじめとした業界研究イベントなど、これまで以上に幅広い業種・年代層にアピールできたと自負している。一昨年より開始したETCカード事業も利用額が増加し、事業の柱の一つとして推進していきたい」と述べた。 
   さらに、久門理事長は「当組合は昭和13年に大阪バルブ・コック卸商業組合として誕生し今年で創立80周年を迎える。長年の歴史を紡いでこられた諸先輩の功績と関係諸団体のご尽力のおかげと感謝している。今年の干支は戊戌で、ニーズに変化が起き、従来までの路線が変わる年といわれている。私の好きな言葉で『動かなければ失敗はない。進まなければ挫折はない。踏み出さなければ何も始まらない』という言葉がある。皆様とベクトルを合わせ、何事にも勇気を持って、業界の成長につながる一年にしていきたい」と新年の決意を述べた。威勢よく「大阪締め」で躍進を祈願  
   経済産業省近畿経済産業局産業部の大西宏志氏の来賓挨拶に続き、賛助会員メーカーを代表し、ベンの横沢好夫社長が日頃の拡販協力に感謝の言葉を述べ「昨年は世相を表す漢字に"北"が選ばれたが、今年は是非とも"幸"となってほしい。"幸"という字は、末広がりの8画で裏から見ても逆さにしても"幸"と読める。市場は、価格主導で動いているが、"幸"のようにバランスと調和を大事にしていきたい。大阪は万博誘致やIR構想など明るい話題があふれている。大阪から業界を盛り上げ、日本を幸せにしていこう」と挨拶したあと、商工組合中央金庫の犬飼勇執行役員大阪支店長による乾杯の発声で開宴した。 
   会場各所で賀詞が交わされる中、閉会の辞では岡崎信一副理事長が3月5日に開催される創立80周年記念式典の参加を要請した。中締めでは、安藤康雄理事が記念式典実行委員長でもある多田修三副理事長と事務局の妻鳥光伸事務局長を壇上に招いて大阪組合恒例の大阪締めを行い、創立80年のスタートを祝い合った。


労務管理に関する実務対策講座開催

   2017年11月10日、当組合会館で組合員企業の経営者、人事労務管理担当者ら13社16名が参加し労務管理の実務対策講座を開催した。実務対策講座の様子  
   組合では、女性就業者の現状やストレスチェック制度、就業規則の作成等をテーマに取り上げて定期的に講座を開催しており、今回は当組合顧問で特定社会保険労務士の三島佐智氏が講師となり、「適正な労働時間管理に向けた環境整備」と題して行われた。 
   講座では、現在政府が推進している「働き方改革実行計画」を踏まえ、長時間労働是正に向けた立法の動向と監督行政の対応、同一労働同一賃金の実現に向けた法整備の方向性などについて説明が行われ、企業が取り組むべき対策と労務管理上の課題が紹介され、参加者らは自社の労務管理の現状と照らし合わせ聴講した。


PSTO青年部
 ベトナム・ホーチミンへ視察研修旅行

   組合の若手メンバーらで組織するPSTO青年部(会長濱田武司氏=濱田産業社長)は、2017年11月2日から5日の日程でベトナム・ホーチミンへの海外視察研修旅行を行った。現地に進出し活躍する日本企業の工場を視察し、アジア市場の動向を体感するとともに青年部会員の親睦を深め合った。
   青年部は、平成17年に組合の活性化を目的に次代を担う若手経営者ら20名ほどが集まり結成された。27年には10周年を迎え、現在は若手経営者だけでなく、組合員企業の幹部社員らが加入し見学会や勉強会などの研修事業をはじめ、メンバー企業の若手社員参加のハロウィンパーティを企画するなど他地区の青年部活動にはみられないバラエティに富んだ活動を積極的に行っている。 
   今回の研修旅行には、現地集合を含め16名が参加。2日朝、関西国際空港に集合した一行は、午前10時30分発、空路ベトナムに向け出発し、現地時間午後2時過ぎにタンソンニャット空港に到着。 
   バス車中で濱田会長は「これまで青年部では2011年にベトナム・ハノイ、13年にタイ・バンコクに赴き工場見学などを行っているが、今回は一瀬知史幹事(一ノ瀬専務)と残念ながら不参加となった九喜延之氏(九喜ポンプ工業社長)にご尽力いただき、地元ローカル企業見学も予定されているとのことで楽しみにしており、有意義な研修にしてもらいたい」と挨拶。空港近くのホーチミン市内にある戦争証跡博物館を訪れ、ベトナム戦争で実際に使用された戦車やミサイル、刑務所跡などを見学した。今回の宿泊先となるサイゴンプリンスホテルに到着し旅装を解き、ビンタイン区にあるダイニングバー「KAKInoKI」で夕食会を催し、ホーチミンの夜を楽しんだ。戦争証跡博物館を見学  
   研修2日目となる3日は青年部OBでもある久門龍明理事長も合流し、最初の訪問先となるホーチミン市の南に位置するロンアン省タンキム工業団地KIZUNAを訪れ、水道用給水装置メーカー「TABUCHI VIETNAM」の工場を視察した。 
   タンキム工業団地KIZUNAは、タンソンニャット空港から車で1時間ほどの場所に位置し、日系企業向けレンタル工場として現在20ほどの日系企業が入居している。タブチでは2014年3月に同社100%出資子会社として設立し、現在11名が働いている。 
   ゼネラルディレクターの出村雅晃氏よりベトナムの宗教・文化や生活習慣、ASEAN近隣諸国との比較などについてレクチャーが行われた。漏水率30%の水道事情や安全意識の低い給水工事の現状を紹介し、給水器具・小型浄水器などの製造・販売を通して水質を改善し水道産業の発展を目指す同社の取り組みが説明された。引き続き、サドル付分水栓の接着作業や水没検査工程などを見学した。 
   
   昼食後、ホーチミン市タンフー区のタンビン工業団地にある攪拌機メーカーの阪和化工機ベトナム工場を視察した。同社は、昭和21年の創業以来攪拌機専業メーカーとして培ったノウハウと高い技術力を駆使し、化学・医療・食品・水処理・環境関連など幅広い産業分野で貢献している。ベトナム工場は、2009年にアッセンブリ工場として開設した。 
   町井秀年社長の歓待を受けた一行は、工場内を見学したのち、ベトナムに進出した経緯とベトナムの市場規模と魅力などについて説明を受けた。 
   その後、同社の協力工場でもある地元企業の「PHU LOI MECHANICAL MANUFACTURING TRADING CO.,LTD」を訪れ、プロペラやタンクの製造ラインや製缶溶接作業などを熱心に見学した。地元企業の工場を見学  
   
   見学終了後、濱田会長が「カットサンプルなどを拝見し、管材を扱う者として非常に勉強になった。工場内もクリーンで最新設備が多く、一つひとつの作業も品質にこだわり、丁寧にされていて驚いているが、何より作業者の皆さんが笑顔で迎えてくれたことがうれしい」と謝辞を述べた。 
   ホーチミン市中心部にあるベトナム料理レストラン「SHGarden」で開催した夕食会には、町井社長ほか同社現地社員らも同席し、ライトアップされた夜景をバックに自社の海外戦略の一助にと熱心に情報交換をする姿もみられ、夜遅くまで親睦を深め合った。 
   3日目となる4日は、ゴルフ組と観光組に分かれ、ゴルフ組はテクワンジョナサンカントリークラブで親睦ゴルフコンペを開催。町井社長も交え、ドンナイ川中洲の島に作られた自然豊かなロケーションのもと熱戦と舌戦が繰り広げられ、多田吉孝氏(多田ポンプ社長)が優勝した。 
   観光組は、ベトナム戦争時にゲリラ戦の舞台となったクチトンネルを訪れ、南ベトナム民族解放戦線(ベトコン)が掘った地下トンネルや落とし穴などを見学。見学コース途中のベトナム軍が経営する射撃場で実弾射撃を体験する参加者もいた。 
   合流後、空港近くのシーフードレストラン「Song Ngu」でベトナム楽器の生演奏を聴きながらベトナム最後の夕食会を催し、現地時間12時30分発の飛行機で帰国の途に着いた。


青年部が家族新年会開催

   組合のPSTO青年部は2018年1月8日、大阪・千日前のなんばグランド花月とその近くのレストランで恒例の家族招待の新年懇親会を開催した。青年部集合写真  
   会員メンバー20名とその家族ら計57名が参加。人気上昇中の若手コンビかまいたちや横澤夏子、オール阪神・巨人らの漫才と吉本初の女座長になった酒井藍らが出演する吉本新喜劇で大いに笑い楽しんだ。 
   その後、難波駅近くのビアレストラン「ニューミュンヘン南大使館」に場所を移して昼食会を開催。はじめに濱田会長が「昨年9月の第18回管工機材・設備総合展は青年部初代会長でもある岡崎信一実行委員長のリーダーシップのもと大いに盛り上がり、青年部も存在感をアピールすることができた。この新年会も家族参加のイベントとして発足当初から企画しているが、家族の支えがあってこそ仕事にまい進できる。心から感謝したい」と挨拶し、次期総会で承認予定の新役員体制6名を紹介し、新会長(予定)の一瀬知史幹事(一ノ瀬専務)が意気込みを述べ「今年も笑いに包まれ明るい一年にしよう」と青年部ファミリーの健康を祈念し乾杯の発声を行った。家族ぐるみで親睦を深め合う  
   宴半ばには、木村正和会計監査(キムラポンプシステム社長)進行によるビンゴゲーム大会も催され、ユニバーサルスタジオジャパンペアチケットほか、豪華お年玉景品の行方に子どもらが大きな歓声が上がるなか、家族ぐるみで親睦を深め合った。


第3回商品研修会開く
 バルブと化成品を学ぶ

   2017年12月5日午後6時から約2時間、大阪市中央区のマイドームおおさか8階第1・2会議室で組合員企業の若手社員らを対象に商品知識研修会を開催した。 
   組合では教育事業の一環として、管材業界で取り扱う商品の基礎知識や日常業務を行ううえで必要となる業界用語などの知識習得を目的に、入社1、2年の若手社員・女子社員を対象にした商品知識研修会を平成19年度から実施している。今年度も計3回6講座を企画し、第3回目となる今回は75名が参加した。自動弁の基礎知識を学習  
   バルブと化成品をテーマに取り上げ、ベン技術部広報課の浅沼勇祐氏が「自動弁の基礎」、積水化学工業環境・ライフカンパニー総合研究所エンジニアリングセンター西日本グループ建築設備システム担当課長の山田雄大氏が「塩ビ管の基礎知識」と題して研修を行った。塩ビ管の基礎知識を学習  
   バルブについては、自動弁の作動原理と主な用途、よく使われる用語や不具合時の対処方法などについて学習した。 
   化成品については、硬質ポリ塩化ビニル管の種類と適合継手、TS工法の施工手順、施工・運転条件による長期的な影響などについて学習した。


中小企業組合事業研修会で
 組合の災害協定事業をアピール

   組合は2017年11月22日、大阪市中央区のマイドームおおさか8階第3会議室で行われた「平成29年度中小企業組合事業研修会」に講師として参加、災害協定事業への取り組みについて紹介した。妻鳥事務局長が事業概要を説明  
   この研修事業は、中小企業組合の活性化と運営の適正化を目的に関係法令などの知識習得や意識啓発を図るため10月から大阪府委託事業として実施されているもので、総会の運営や事業報告書、決算書などの提出様式などの組合運営から先進的な取り組みを行っている組合の活動紹介を定期的に行っている。 
   今回は、府内にある中小企業組合の事務局員と関係者ら約20名が出席して「組合機能の新機軸(組合による事業継続)」をテーマに開催され、当組合の妻鳥光伸事務局長が講師として登壇し、組合が現在取り組んでいる災害協定事業について発表を行った。 
   組合では大規模災害時の早期復旧に対応すべく、平成26年12月に大阪市管工設備協同組合と「災害時における資材提供に関する協定」を締結し、現在36社の組合員企業が「資材提供登録組合員」として登録されている。 
   研修では、災害協定締結に至るまでの経緯や協力要請から資材提供までの概要、通信訓練などを通して明確になってきた課題などについて説明し、ライフラインを支える社会的使命の再認識や組合員らの一体感の強化など新たな事業に取り組んだことによる効果について紹介した。 


管機会第146回ゴルフコンペ

   組合の親睦ゴルフ会である「管機会」のゴルフコンペが2017年11月18日、大阪府堺市の泉ヶ丘カントリークラブ(葛城・岩湧・金剛コース)で開催された。 
   第146回となる今回は組合員16名、賛助会員8名の計24名が参加。生憎の雨模様でのスタートとなったが、午後からは晴れ間も見え、親睦を深め合いながら熱戦を繰り広げた。 


自動車運転者安全講習会を開催

   2018年2月13日、大阪市西区の大阪トヨペットビルで160名が参加し、自動車運転者交通安全講習会を開催した。 
   この講習会は、組合員の交通安全意識の高揚を図ることを目的に毎年行われているもので、今回は大阪府西警察署交通課交通総務係長の奥村好司警部補が講師となり行われた。安全運転の重要性を再認識  
   講習会に先立ち久門理事長が「交通事故はちょっとした気の緩みで発生し、被害者加害者双方ともに負担を強いる。今年は猛烈な寒波の影響で寒い日が続いているが、今日の講習で安全運転への心がけを再認識し自動車を運転する際には十分に注意してほしい」と挨拶した。 
   講習でははじめに「知って実践!薄暮時・夜間の交通事故防止」と題したDVDが上映され、歩行者や自転車利用者の発見が遅れがちになる時間帯に多発する交通事故の特徴や早めの前照灯の点灯、ハイビーム・ロービームの使い分けなどについて説明が行われた。 
   また、大阪府下の交通事故の発生状況や近隣区内でよく発生している交差点での交通事故事例が紹介された。ドライバーと歩行者、自転車利用者それぞれが確認し守らなければならない注意点について説明が行われ、参加者らは交通ルールの遵守の重要性を再認識していた。 


経営者セミナーを開催

   2018年2月14日、大阪市中央区のヴィアーレ大阪でがんこフードサービス会長の小嶋淳司氏を講師に招き経営者セミナーを開催した。安全運転の重要性を再認識  
   小嶋氏は、ねじり鉢巻きでお馴染みの「がんこ寿司」の創業者で和食チェーン店を作り上げた外食ビジネスの草分け的な存在として知られ、食の激戦区・大阪を中心に「旨くて安い店」として全国展開している。 
   組合員・賛助会員企業の経営者や管理職、社員ら65名が出席した今回は「『がんこ』の起業と経営から」と題して講演が行われ、自身の半生を振り返りながら「がんこ農園」や「がんこ豆腐」などを作り外食産業の枠を越え物販、流通へと拡大を続ける食にこだわった人材育成と既成概念にとらわれない革新的な経営手法を紹介した。 


大阪府商工関係者表彰
 当組合役員2名受賞

   商工業の振興発展に貢献した個人・団体を表彰する平成29年度大阪府商工関係者表彰が2018年2月6日、大阪市北区の大阪市中央公会堂で行われ、個人222名と10の事業所・団体が表彰された。 
   当組合関連では、団体役員の部で瀬戸邦明理事(セトバルブ社長)と三木幸男理事(三木商店社長)がそれぞれ表彰を受けた。



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◇ 組合創立80周年記念式典
   組合の創立80周年記念式典・祝賀会を3月5日(月)、大阪市北区中之島のリーガロイヤルホテル大阪で開催いたします。  
   会場は、記念式典がタワーウィング3階ロイヤルホール(午後4時〜)、祝賀会が同3階光琳の間(午後5時〜)となっております。  

◇ 第69回通常総会
   5月29日(火)に大阪・心斎橋のホテル日航大阪で開催します。(詳細は追ってご連絡いたします)

◇ 管機会ゴルフコンペ
   親睦ゴルフ会「管機会」第147回ゴルフコンペを5月22日(火)、奈良市二名の飛鳥カンツリー?楽部で開催します。奮ってご参加ください。


大阪管工機材商業協同組合
〒550-0012 大阪市西区立売堀4丁目5番1号
電話 06-6531-6385  FAX 06-6536-6525