第14回総合展盛大に開催
 管材・機器の最新情報発信

   第14回管工機材・設備総合展は2009年9月10日から12日の3日間、大阪南港のインテックス大阪2号館で「どーんと発信! 流体テクノロジー」をテーマに開催、延べ1万3281人の入場者で賑わった。安藤理事長(左)と恩智実行委員長(右)
   オープニングセレモニーで安藤康雄理事長は「景気低迷の中、どうなることかと危惧していたが、関係各位のご協力により、160社・団体が出展し、前回の約95%に当たる260小間の規模での開催にこぎつけることができた」とお礼を述べた。恩智秀直総合展実行委員長も「不安があったが、東大阪市の中小企業が打ち上げた人工衛星『まいど1号』に刺激を受けて、それに続こうとの思いで準備を進めてきた。この展示会でわれわれの仕事を大いにアピールし、メーカーも含めた業界の活性化に繋げたい」と開会宣言。橋下徹大阪府知事、平松邦夫大阪市長からも祝辞が寄せられ、関係者でテープカットを行い、総合展の成功を祈念した。
   会場では、地球環境保全や住宅・ビル・工場などの快適環境づくりに貢献する広範な管工機材・設備機器が一堂に並び、最新情報が発信された。各社とも自慢の新鋭製品をアピールし需要拡大・創造に力を注いだ。また、会場内のセミナールームでは計17のセミナーが実施されたほか、お楽しみ抽選コーナーも終日盛り上がった。


総合展の反省会開く
 要望意見を次回に生かす

   第14回管工機材・設備総合展の反省会・懇親会を2009年9月29日に大阪・西区のウェルシティ大阪で開催し、来場者アンケートの集計結果報告や次回開催に向けての意見交換などを行った。
   あいさつに立った総合展実行委員会の恩智秀直委員長は、出展協力と集客に対して感謝の言葉を述べたあと「厳しい経済環境下での開催であったが、2年に一度の関西管工機材業界の一大イベントとして1万3281人もの方に来場いただき、無事に終了することができた。今日は皆様の忌たんのないご意見を頂だいし、次回の総合展に結びつけたい」と語った。
   多田修三副実行委員長の進行で、来場者アンケートの集計結果報告が行われ、「会場内に順路を設けて」「閉館時間をこれまでの午後5時に戻して」「管洗浄に関する展示や工具の展示を増やして」などの要望意見が示された。
   来場者アンケートと組合ホームページへのアクセス件数をもとに出展者表彰が行われ、アンケートの結果、興味を持った会社・出展小間としてキッツ、アカギ、鶴見製作所、ブリヂストン、未来工業の5社、組合HPの出展社一覧でアクセス件数が最も多かったタクミナがそれぞれ表彰された。
   このあとの懇親会では、業界動向などの情報交換をし、次回開催に向け親睦を深め合った。


職場の魅力向上研究会を開催
福井製作所/コノエを訪問

   組合の「職場の魅力向上研究会」は6月に第5回、7月に第6回、9月に第7回の会合を開いた。
   2009年6月8日、大阪府枚方市の福井製作所(組合員)本社工場で開催した第5回研究会には12名が参加し、「人が育つ職場づくりの研究」をテーマに同社の人材育成に対する取り組みなどが発表された。福井勲社長のあいさつに続き、畔上佳和取締役総務部長が「グローバル・マーケティングの実践」と題して、FUKUIブランド』を確立し世界一の安全弁メーカーをめざして行ってきたマーケティング委員会活動や5S活動などの取り組みを紹介した。
   引き続き、4班に分かれて工場見学を行い、蒸気検査やパイロット弁の組立工程などを見てまわった。このあと、20歳代の若手社員らによる「自社の魅力について」のスピーチや質疑応答などが行われた。
   7月30日の第6回研究会は、ねじ製品と関連機器の専門商社であるコノエ(本社・東大阪市)を訪問した。12名が参加し、「経営と人生について」をテーマに同社創業者である河野榮会長らから話を聞き、活発な意見交換が行われた。岡田久美社長が同社の概要とねじ業界を取り巻く環境などについて説明したあと、河野会長が測定鋲を販売するきっかけなど創業当時の思い出や、昨年ホノルルマラソン連続20回完走を成し遂げたパワーの源などエピソードを交えながら継続の重要性、事業継承について話した。
   その後、総務部・仲本威史総務チームリーダー(人事担当)が「心をつかむ採用方法」と題し、コストをかけずに若い世代の心をつかむ求人採用の方法などを紹介した。また、篠原淳・執行役員経営企画担当が「今後の展望」と題し、将来を見据えた経営企画の課題や人事制度の仕組みなどについて説明した。
   9月1日に大阪・西区の組合会館で開かれた第7回研究会には11名が参加。「自社分析、現在の取り組み、こんな会社にしていきたい」をテーマに活発な意見交換が行われた。ユニ金属の経理・総務の田中慎一氏と昌栄機工の古田克弥営業部長、セトバルブの瀬戸邦明社長、カワムラの川村太一専務がそれぞれ自社での職場環境の向上に向けての取り組みや今後の課題などについて発表した。また、6月と7月に開催した福井製作所とコノエの企業見学を振り返っての感想などを話し合った。


今年度第1回商品研修会を開催
化成品と水栓の基礎知識学ぶ

   平成21年度の第1回商品研修会を10月21日午後5時30分から約2時間、大阪市西区の厚生年金会館で開催した。
   今回は45名が出席。はじめに事業・教育委員長の恩智秀直副理事長が「商品研修会も好評のうちに今年度で3度目。テーマを絞って5回の開催を予定している。引き続き参加していただき、知識を吸収して明日からの業務に役立ててほしい」とあいさつ。
   今回の研修対象製品は化成品と水栓。クボタシーアイのプラテック技術部大阪技術課・岡崎直人課長が「硬質塩化ビニルパイプの基礎知識」、タブチの西日本営業本部関西ブロック・柏原一登係長と岡田篤嗣氏が「水道の給水管引き込みについて」と題して製品やその特徴などを詳しく説明した。化成品では、塩ビパイプ・継手の種類や略号の意味、戸建住宅の給水・排水配管例、接着接合時の注意事項などを学習し、水栓では、配水管・給水管の種類や止水栓の形式、先分岐工法、ヘッダー工法の特徴や集合住宅・戸建住宅で使用される管種の違いなどを学んだ。


賑やかにビアパーティ
320名が参集して交歓

   夏季恒例のビアパーティは2009年7月17日夕、組合員、賛助会員ら約320名が参加して大阪市西区の厚生年金会館で開いた。賑やかにジャンケンゲーム
   はじめに安藤理事長が「この催しも昭和61年に大阪・ミナミの近鉄難波駅ビル屋上ビアガーデンで開いて以来、今年で23回目を数え、夏の組合行事として定着した。今日は大いに飲んで、大いに食べて暑さを吹き飛ばして盛り上がろう」とあいさつし、パーティに移った。
   宴半ばには、上田秀人理事と束田勝理事の両氏による手馴れた進行でジャンケンゲームが行われ、賑やかな歓談の中、親睦を深め合った。恩智秀直総合展実行委員長(組合副理事長)の音頭で中締めを行い、総合展の成功を誓い合った。


青年部
「夏の集い」でボウリング大会

   組合青年部は2009年7月1日、大阪市北区の桜橋ボウルで「夏の集いボウリング大会」を開催した。この「夏の集い」は管材業界の未来を担う次代の若手従業員を対象に、親睦を深め合う交流の場として昨年から行われているもので、今回が2回目。 
   昨年はゲーム大会を交えたビアパーティ形式で行われたが、前回行ったアンケート結果を参考に今回はボウリング大会を企画、青年部加入企業の若手従業員ら56名が参加した。 
   女性には1ゲーム20ピンのハンデが与えられ、それぞれ所属企業の異なる男女4人1組がチームを組み団体戦で熱戦を繰り広げた。


青年部   彦根へ研修旅行実施
鉛フリー銅合金研修と環境展見学

   組合青年部は、2009年10月23・24日の2日間の日程で彦根・長浜方面へ秋の研修旅行を実施し、鉛フリー銅合金「ビワライト」の研修・工場見学や「びわ湖環境ビジネスメッセ2009」を見て回った。
   23日午前8時30分、組合会館前からバスで出発。車中で上田秀人副会長が「今回は残念ながら多田修三会長が社用で不参加となったが、途中参加の方も含めて21名の方に参加いただいた。ビワライトの現場研修ビワライトの工場見学と展示会の見学、そのあとには懇親会を予定しており、明日にはゴルフコンペも企画している。この2日間、いろいろなことを吸収し親睦を深め合っていただきたい」とあいさつし、最初の目的地である滋賀バルブ協同組合(彦根市岡町52)に到着した。
   同組合に隣接する滋賀県東北部工業技術センター内の会議室で、同組合相談役の寺村正和氏と同技術センター主任専門員の阿部弘幸氏からビワライトに関する概要説明と今後の展望などについて説明を受けた後、潟}ツバヤシ(彦根市八坂町宮前1083)に移動してビワライトの鋳造現場を見学し質疑応答を行った。環境展の見学  
   昼食の後、滋賀県立長浜ドームで開催中の環境産業総合見本市「びわ湖環境ビジネスメッセ2009」を訪れ、新エネ・省エネ技術や水質浄化などの環境負荷の低減に寄与する製品・サービスなどを見学した。 
   ホテル到着後、懇親会が催され、お酒を酌み交わし盛り上がるなか、賑やかに歓談し夜遅くまで親睦を深め合った。 
   翌24日は、東近江市の名神八日市カントリー倶楽部鈴鹿・伊吹コースで20名が参加して親睦ゴルフコンペを開催、好プレイ続出の熱戦が繰り広げられた。


青年部研修の「ビワライト」JISに認定・公示される

   組合青年部が見学・研修した鉛フリー素材「ビワライト」が2009年10月20日付で青銅鋳物11種のCAC411としてJIS認定・公示された。
   「ビワライト」は滋賀バルブ協同組合(理事長清水克己氏)が関西大工学部先端マテリアル工学科、滋賀県立東北部工業技術センター、組合員鋳物メーカーと連携して開発した環境配慮の新素材。大学での基礎研究、鋳造実験、各種試験研究など開発に5年の歳月を費やし、平成16年に特許申請。鉛の代わりに安価な硫黄を配合することで耐圧性、切削性、耐摩耗性、固体潤滑性にすぐれた鉛フリー銅合金鋳物の開発に成功。滋賀県の琵琶湖と鉱物を意味する「ライト」から「ビワライト(BIWALITE)」と命名された。ビワライト採用のコックとボール組合に加盟する20社が共同出資し、技術普及・販売会社「ビワライト」(社長茅野文男氏)を平成19年に設立、水道機器メーカーなどへ特許技術を供与し普及を進めている。
   「ビワライト」は青銅鋳物(CAC406)の鋳造時に鉛を添加する代わりに硫黄(S)を配合溶解することで、デンドライト間の隙間に銅(Cu)と亜鉛(Zn)の硫化物を形成させて製造する。ビスマス(Bi)やセレン(Se)などの高価で希少な化学物質を使用しないためコストも抑えることができ、ザク巣の発生が少なく、鋳物の流動性にもすぐれている。また、特殊な化学成分を使用していないのでリサイクルや再溶解が可能で環境対策に効果的。
   配合比率を調整することで強度や伸びも変えることができ、水道用バルブのバルブシートやブッシュ、水栓金具、自動車の擦動部品、ポンプ、ボイラなどの青銅鋳物からの切り替え目的だけでなく医療用などさまざまな産業分野への用途にも期待されている。
   今回、工場見学したマツバヤシ(社長松林良蔵氏)は、「ビワライト」の鋳造技術開発を担当している。




 
* * * * * * *   会員だより    * * * * * * *
 
 


廣安興業且ミ長に吉岡氏
   廣安興業梶i組合員)の社長に吉岡雅彰氏が就任しました。齊藤功前社長は会長に就任。


滑¥、店社長に梶正和氏
   滑¥、店(組合員)の社長に梶正和常務取締役が昇格・就任しました。梶實前社長は会長に就任。


* * * * * * * *   ご案内   * * * * * * * *
 
 

◇ ボウリング大会
   恒例のボウリング大会は2009年12月1日に北区桜橋の桜橋ボウルで開催します。ふるってご参加ください。


◇ 商品研修会
   商品研修会を2009年12月9日(第3回)、来年1月13日(第4回)、2月10日(第5回)に開催します。


◇ 新年賀詞交歓会
   平成22年の新年賀詞交歓会は、2010年1月8日に心斎橋のホテル日航大阪で開催します。


◇ 第61回通常総会
   平成22年度の通常総会は、2010年5月21日に開催します。

 


大阪管工機材商業協同組合
〒550-0012 大阪市西区立売堀4丁目5番1号
電話 06-6531-6385  FAX 06-6536-6525